Blenderでオブジェクトの編集モードとオブジェクトモードで形が変わるとき

ボーンを入れてウェイトを設定した後、メッシュの形状を微調整すると、オブジェクトモードと編集モードで形状が一致しないという症状を引きました。
下記Gifでは、編集モードで水着のフリルの幅を調整したのですが、Tabキーで編集モードとオブジェクトモードを行き来すると、オブジェクトモードに戻った時に編集モードで入れた調整が反映されないという状況を起こしています(スクリーンショットでは、3枚あるフリルの布の一番上の少し大きく調整しましたが、オブジェクトモードに戻るとまた小さくなっています)。
ボーンの姿勢はすべてデフォルトの状態なので、ポーズによる変形の影響は無いのに...と困っていました。

今回の私の場合、水着オブジェクトに設定しているSurface Deform(サーフェス変形)モディファイアーが原因でした。
キャラクター本体のオブジェクトにボーンを入れて動くように設定したので、本体に衣類が追従するようにSurface Deformモディファイアを設定しています。

Surface Deformモディファイア設定欄で再度、[バインド解除]→[バインド]と操作することで、水着オブジェクトの編集モードとオブジェクトモード時の形状不一致が解消しました。

考え方の話

オブジェクトモードと編集モードで形がズレるというのは、Google検索候補でも出てくるくらい、多くの方が困っていることのようです。
しかし、個人によって原因は様々です。多くの場合、ポーズの影響を受けていることが原因のようですが、「ポーズはデフォルト状態なのに変形するのだけど?」という人も多いでしょう。

原因は様々と書きましたが、多くの場合共通するのは、下記のどちらかなと。

  • モディファイアの影響を受けている
  • シェイプキーの影響を受けている。

私の場合は今回は前者でしたね。多くの方が使っているであろう、ミラーモディファイアも、編集モードでは本来半身しか無いメッシュを、オブジェクトモードでは2倍量のメッシュを生成させていますし、サブディビジョンサーフェイスにより編集モードとオブジェクトモードではメッシュの細かさが一致していないハズなんですよね。
ポーズによる形状の不一致も、アーマチュア変形モディファイアの影響を受けているということになります。

なので、「編集モードとオブジェクトモードで形状が合わない~」という状況に遭ったら、当該オブジェクトに設定しているモディファイアについて

  1. 下から一個ずつpreview OFFにしていき(編集モードと形状が一致するまで)、原因のモディファイアを特定する。
  2. そのモディファイアを調整する方法を検索する

という順番をとれば、解決まで時間短縮できるんではないでしょうか。

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