ふとプラットフォームを撫でると、ビルドシートが一部浮き上がり、シート面がでこぼこしているのに気が付きました。
写真では赤丸のトコロがちょっと浮き上がってるかなーくらいの感じですが、触ると所々結構デコボコしています。
造形物の仕上がりに影響するので、ビルドシートの交換をしました。
交換シートの注文
下記のFLASHFORGE通販サイトのAdventurer3消耗品ページで、交換ビルドシートを注文します。
この記事を書くためにスクリーンショットをとった2021年10月10日時点では、売り切れていますね。2021年9月に送料無料キャンペーンが行われていたためか、ビルドシートに限らず軒並み売り切れですね。かくいう筆者も、9月の内にビルドシートを注文したクチです。大変ありがとうございました。
届きました。
シートの裏面はこんな感じ。
交換
Adventurer3のプラットフォームに貼り付けられている既存のビルドシートを剥がし、届いた交換シートを貼り付けます。
既存のビルドシートをプレートから剥がすための手順は、交換ビルドシートの商品ページで示されています。
( 画像元:https://flashforge.shop-pro.jp/?pid=149082951 )
まず、Adventurer3の電源を投入し、Preheatから、手動加熱画面を開きます。
加熱画面で、プラットフォームの温度を100℃まで上げましょう。これで、シートが加熱され、粘着テープがはがれやすくなるようです。
エクストルーダの加熱は必要ないので、OFFにしましょう。シートを剥がす作業中にうっかりエクストルーダに手が触れても危ないですし。
シートを剥がす作業は、加熱を効かせたまま行うことになります。
素手でシートを触って火傷しないように、注意しながら作業します。
綿の軍手を着用して作業するのがよいでしょう。
シートを剥がすときは、カッターの刃をシートとプレートの間に差し込んで隙間を空け、浮いた部分をラジオペンチなどでつまんで引き上げるとよいでしょう。
手前側の両スミをそれぞれ持ち上げた後、最後は浮いた底辺をつまんで引きはがすのが、剥がしやすかったです。それなりに力は要ります。
剝がれました。粘着テープはそれなりに残りますね。
プレートを冷まします。冷ました後、シールを剥がす溶剤を使い、残った粘着テープを除去します。
筆者はこういう場合は、無水アルコールをよく使います。
無水アルコールを備えておくと、ビルドシート上の皮脂除去などにも使えて便利です。
マニキュアを落とす除光液(シンナー)など、より強力な有機溶剤があれば、もっと楽に粘着テープ除去はできるかもしれません。
ちなみにこの時、剥がれた粘着テープが手にまとわりついて大変なことになるので、粘着テープの除去作業は使い捨てのビニール手袋を装着して行いましょう。
筆者は手袋を4回交換しました。
プレートが綺麗になりました。
交換シートを貼り付けます。
このテのシールタイプのシートを貼り付ける時の手順に関して、完全に我流ですが、下記の手順で筆者は行います。
まずはシールの台紙の1辺部分だけ、剥がして折ります。
次に、貼り付ける対象の上に乗せて、台紙を剥がしたテープ部分が接着されないよう注意しながら、台紙が残っている部分を触って位置決めします。
位置決めができたら、台紙を剥がした部分を押さえつけて、接着します。
これで、調整した位置で固定されます。
横から見たらこんな感じ。(写真はある程度台紙を引き剥がした後の状態です)
あとは、残った台紙を引き剥がしながら、紙などを巻いた定規で押さえつけて、接着します。
紙を巻くのは、スライドしやすくするのと、シートと定規のキズ保護のためです。
動画で見るとこんな感じ。
プレートの下側に生えているツメを机のエッジに引っ掛けてやると、いい感じにプレートが固定されて楽に貼り付けできますね。
最初の位置決めがうまくできていれば、ズレずにきれいに貼り付けられます。
あとは、手で満遍なくシート面を押し込んで、接着の弱い部分を無くします。
定規をスライドして押し当てただけでは、押し当てる力は弱いですからね。
シートを張り替えたプレートをAdventurer3に戻して完成です!
シート面の表記が日本語になりました。
まとめ
Adventurer3のビルドシートの粘着不良が発生したので、ビルドシートを交換・貼り替えをしました。
シートを剥がした後の、残った粘着テープを除去する作業が一番大変です。また、シートの貼り替えには、シートのズレや気泡が入る等のリスクが伴います。
筆者はケチって700円の交換シートのみを注文しましたが、お財布に余裕がある人は、3,000円のシート+プレートの交換品を注文してもよいかもしれませんね。
以上、ビルドシート交の換をされる方の参考になれば幸いです。
コメント